歌麿の生涯―写楽を秘めて

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歌麿の生涯―写楽を秘めて

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  • サイズ A5判/ページ数 455p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784885463563
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0095

内容説明

歌麿が写楽だったとは!大首絵、雲英摺り、襦袢の脇から両腕を出す奇抜なポーズ、上品な色調、視線の落とし方、確かに同一の作風だ。ところが唯一の同時代文献「浮世絵類考」は、歌麿と写楽を別人と記載している。筆者はこれを歌麿擁護のための捏造記載とみなす。この文献を制作したのは歌麿の親友たちなのである。写楽の役者絵は、返討ちに遭う不運な侍、不義密通をした娘の命乞いに切腹する親、主君の息子と偽って我が子の首を差し出す無情の親、など武士道の弱点ばかり。ご法度の心中ものさえ描いた。かくて写楽は幕府のお尋ね者に。写楽は不人気で消えたのではない。歌麿という正体が露見しそうで、危なくて続けられなかったのだ。本書の白眉は学者たちが金科玉条に信じている「浮世絵類考」のからくりを明かすところにある。

目次

写楽出現の歴史的背景
完成した巨大肉筆画三幅対から推論する歌麿の生涯
歌麿の絵師修行のはじまり
歌麿が北川豊章と名乗った時代(推定一八~二五歳頃)
歌麿と名乗り始めた頃―遠近法や光と影の表現への熱中
美人大首絵の開始
写楽 第一期 寛政六年(一七九四)五月の作品
写楽 第二期 寛政六年(一七九四)七、八月の作品
写楽 第三期 寛政六年(一七九四)一一月、閏一一月の作品
写楽 第四期 寛政七年(一七九五)の作品
写楽の幕を引く
「浮世絵類考」執筆の経緯と写楽隠蔽の歴史的展開
写楽の仮面をぬいでからその死までの歌麿
南畝没後の「浮世絵類考」変遷の問題点と新たな歌麿像の提唱

著者等紹介

新関公子[ニイゼキキミコ]
旧姓・杉本。1940年、新潟県長岡市生れ。新潟県立柏崎高校卒。1959年東京芸術大学美術学部芸術学科入学、西洋美術史を専攻、1966年、同科大学院修士課程修了。1966年より東京芸術大学付属芸術資料館(大学美術館前身)勤務。1974年退職。1年間ドイツ遊学の後、都留文科大学、トキワ松学園女子短期大学(現横浜美術大学)で非常勤講師、横浜美術館開設準備室学芸員などをしながら研究著述活動。2002年、東京芸術大学大学美術館教授に就任。2008年退職して名誉教授となる。著書:『ゴッホ 契約の兄弟―フィンセントとテオ・ファン・ゴッホ』(2012年ブリュッケ 吉田秀和賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Berlin1888

3
新元号も発表されたこの時代の節目に写楽別人説テーマのまさかの新刊。東洲斎写楽=喜多川歌麿説が本書の主張だが、結論に従って説明を都合よく並べるばかりで、従来の説の焼き直しといった印象は免れず。史料は信用できない(真実を隠蔽する意図で嘘を書いた)などといっていたら、どんな論でも立つじゃない。自分の説にとって不都合な史料を信用できないと一方的に決めつけるのはトンデモ歴史の常套手段。どこの作家がこんな本を書いたんだ…と思ったら、著者は東京芸術大学の名誉教授だったからびっくり。どんな目的でこんな本を出版したの…?2019/04/08

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