内容説明
日本人の仕事観の根底をつくった石門心学の祖・石田梅岩。その人と思想に学ぶ。
目次
第1章 石田先生事蹟(現代語訳)
第2章 『事蹟』解題
第3章 石田梅岩に学ぶ
第4章 叡智と実践
第5章 現代における意義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古谷任三郎
2
石門心学の祖・石田梅岩の弟子が編集した『石田先生事蹟』の現代語訳、森信三の『事蹟』の解釈、石田梅岩に学べることや、筆者が石田梅岩の精神を受け継ぐと評した、森信三・坂村真民・鍵山秀三郎に関するエッセイ、そして石田梅岩の現代における意義など、石田梅岩と人と思想に関してコンパクトに学べる一冊。2023/04/18
snow
1
門弟たちが書いた「石田先生事績」現代語訳を筆頭に、筆者が師事した森信三先生の『事績』の解題。石田梅岩に学ぶ、そこから森信三先生の全一学の話(叡智と実践)や詩人坂村真民さんや掃除道の鍵山秀三郎氏の紹介。そして第五章「現代における意義」へと日本を憂える著者の小本ながら、森信三先生に学ばれた著者だけに、誠実さが溢れている丁寧な本です。書かれている内容はどれもかつては当たり前だったけれど、いまは忘れられてしまったような感がある、でも忘れてはいけないこと大切なことだと思うので、写して手元に置こうと思います。 2022/02/13
ぢょにぃ
1
実家の整理をしていたら出てきました。お名前は以前読書のすすめの清水店長から聞いていました。ただ、どのような方で、どういう功績を残されたのかは全く知りませんでした。そんな中、梅岩の教えを基にした勉強会に参加しました。そんな偶然も重なり、今読むべき本だと思いました。石田梅岩の教えは①人格主義⇒仲間への思いやり・助け合い・活かしあいを大切に仕事をする②公人意識⇒常に公人であるという意識の下で行動する③公共経済圏⇒①②を身につけた人で作る経済圏のことを意識することです。石田梅岩をもっと深く知りたいと思います。2016/12/17