内容説明
本書では明治から平成の現在まで、産業を創造したり、世界へ飛翔したほか、独自の経営哲学をもって世のため、人のために尽力してきた経営者二十三人を取り上げた。
目次
第１章 先見力―新しい時代の到来を予見する（「こりゃ面白い。いけるぞ」盛田昭夫―「世界のソニー」をつくる；「事業に成功するには他に先んじること」早川徳次―「初物」のシャープ ほか）
第２章 決断力―リスクを恐れずチャンスを活かす（「会社は社員一人一人のものだ」吉田忠雄―ファスナーで世界を結ぶ；「種がなくては芽も出まい」大谷米太郎―ホテルニューオータニの創業 ほか）
第３章 発想力―常識や慣習にとらわれない（「どんな高い目標でもやればできる」本田宗一郎―「世界のホンダ」夢の実現；「素人だからビジネスチャンスがわかる」小林一三―世界初のターミナルデパート ほか）
第４章 組織活性力―人間尊重の大原則を貫く（「人間には休息が欠かせない」御手洗毅―世界のキャノンへ；「三倍頭を使え、重役は十倍働け」土光敏夫―企業再建の達人 ほか）
第５章 実行力―自分を信じて果敢に動く（「世のため、人のためになる仕事を」松永安左ヱ門―使命感に燃える電力の鬼；「好きな世界なら精を出す」吉本せい―「笑いの商品化」に成功 ほか）
著者等紹介
中江克己［ナカエカツミ］
１９３５年、北海道函館生まれ。思潮社、河出書房などの出版社の編集者を経てノンフィクション作家に。人間に焦点をあてた歴史読み物、人物論を中心に幅広い分野で精力的な執筆活動を行なっており、染織文化にも造詣が深い
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