DATA UPDATE 消化管

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  • サイズ B5判/ページ数 260p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784884070267
  • NDC分類 493.4
  • Cコード C3047

内容説明

本書は、消化管疾患の治療のEBM実践に役立つような論文を収集し、各エキスパートが批判的に解説したものである。食道疾患では逆流性食道炎、胃・十二指腸では消化性潰瘍、胃炎、NSAIDs起因性潰瘍、NUDなどが、大腸では炎症性腸疾患や大腸ポリープ、過敏性腸疾患がおもに取り上げられている。消化管全体として、悪性腫瘍の治療という重い課題も検討した。

目次

上部消化管(食道疾患(バルーン拡張術・手術危険群の食道アカラシア患者に対してニフェジピン投与は推奨される;ボツリヌス毒素の食道下部括約筋への局注は食道アカラシアに対して有用である ほか)
胃・十二指腸疾患(急性胃粘膜病変に対するレバミピドの臨床評価―二重盲検法によるシメチジンとの比較検討;内視鏡的に、びらん、出血、発赤についてセトラキサートの効果を評価し、全体の改善度は1,600mg投与群が200mg投与群にくらべ有意にすぐれていた ほか))
下部消化管―小腸・大腸疾患(潰瘍性大腸炎に対する5‐アミノサリチル酸の有用性をメタアナリシスすると、活動期はプラセボよりすぐれるがサラゾスルファピリジンとは同等、緩解維持ではやや劣る。しかし、副作用を考えると優劣はない;左側結腸・直腸炎型患者に対するブデソニド注腸療法(2.0mg/100ml以上)は有効で、安全であった ほか)

著者等紹介

寺野彰[テラノアキラ]
獨協医科大学消化器内科主任教授

日比紀文[ヒビトシフミ]
慶応義塾大学医学部内科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。