内容説明
結核で入院し、退屈しのぎに病院の屋上でギターを弾いていた私はある時、そこで盲目の若き女性・孝子と出逢う。彼女の話によると、その人は私の音に半ば導かれるかのように屋上まで、わざわざその足を運び、そして私との対面の時を迎えたようであった。あたかも何かに、いざなわれるかのように…。ギターの音をきっかけに生まれた淡い恋の物語。
著者等紹介
西岡忠夫[ニシオカタダオ]
1960年大阪府出身。83年阪南大学経済学部経済学科卒業。現在は大阪の物流関連企業に従事する傍ら、小説、ノンフィクション系の作品などを随意執筆活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。