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見晴らしガ丘にて完全版

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883792504
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

8
文庫版で再読。見晴らしガ丘に住む市井の人々を描く連作短編集。7.5/10点  近藤ようこ作品は、古典怪異ものよりも、現代ものの方が好きだ。本作は85年の作品だが、近藤ようこの市井に生きる人々への鋭い観察眼と温かいまなざしが発揮されているように思える。冴えない専業主婦と暮らしながら、若い女と浮気する夫「ママ…ドラえもん」はすごく好き。あらためて近藤ようこは凄い作家だと思う2020/10/31

GO-FEET

4
続篇が出たので、復習を兼ねて十何年ぶりの再読。 不思議と覚えている話が多くて自分でもビックリ! 結構何度も読み返していたんだろうなぁ……2019/06/29

織沢

3
随分前から近藤よう子の作品には興味があったのだが、今回初めて読んだ。 滋味のある味わい深い趣の中にヒラリと輝くユーモアや真理があって面白かった。向田邦子の作品を読んだ時に感じる読後の感じがした。2019/10/29

ツキノ

3
それぞれの人生、それぞれのおもい、それぞれの決断。なんとも味わいのある作品。2010/04/24

まほーむらん

2
傑作です。こういう作品を前に感想は無粋かもしれません。一話に宿る人の性(さが)と業の奥深さ、そして愛情の深いこと。ため息が出ます。絵に派手さが無いと評価されがちな近藤ようこさんですが、それは遠目で見た印象です。読む際、腕の距離30㎝にまで近付けてくれればこの人の描く色艶めく人物達の魅力が解ってもらえるはず。多くの方に勧めたい1冊です。2013/09/26

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