内容説明
口を閉じることが健康への最初の一歩。医科にできること、歯科にできること、そして患者さん自身にできるセルフケア(あいうべ体操、ひろのば体操)について―
目次
ロバート・ブルームの警告―博物学から見た人間の体
Shut your mouth and Save your life.―口呼吸弊害論
羽田沖のアナゴはなぜ旨いのか―干潟が育む豊かな生態系
上咽頭炎のこと(1)―Bスポット治療(上咽頭擦過)について
上咽頭炎のこと(2)―その診断と対処法
口呼吸が増えたのは日本人が正座をしなくなったからか?―座り方にもいろいろ
関節リウマチ罹患者には虫垂炎の既往が多い―盲腸は善玉菌のプールという仮説
ひろのば体操(1)―子供の運動能力が短期間で改善
ひろのば体操(2)―見落とされがちな足指の変形
ヒトとイヌとブタ―三種の動物をつなぐもの
白い砂糖の本当の色は―「時は金なり」の警句の意味
命の入り口を見直して体全体を綺麗に―口腔の向こうに全身が広がっている
著者等紹介
今井一彰[イマイカズアキ]
1970年、鹿児島県生まれ。1995年、山口大学医学部卒業。山口大学医学部救急医学講座に入局後、医学部在学中より興味を持っていた東洋医学も併せて修得する。2006年に、みらいクリニック開業。加圧トレーニング統括指導者、日本東洋医学会専門医、日本病巣疾患研究会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ichiyo Nishi
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先に読んだ「鼻呼吸なら薬はいらない」は、読みやすく興味深い話もあるけど、あいうべや鼻うがいの仕方など再確認する用に手元に置いておきたい本。この本は難しい表現もあるけど、読み物として面白いと思います。購入の主な理由は、上咽頭炎の事が書かれてるからだったけど、しょっぱい醤油で魚を食べるのは舌が受け付けない…の箇所は「分かるー!!」と超絶納得…15年くらい前にみなとみらいでお鮨食べた時、出てきた醤油が薄口にしか見えず、激ショック…即行で全部読んでました。面白い本を読むのは楽しいと改めて思いました。2017/02/28
shokenmori
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むし歯、歯周病といった口腔疾患が関節リュウマチなど身体の疾患に関係していること、鼻呼吸の大切さを、平易な言葉で解説。2018/03/11