雪辱―真説・井伊直弼

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雪辱―真説・井伊直弼

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883256099
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報

史料を丹念に辿り薩長史観を正し、井伊直弼の人生を浮き彫りにする。併せて彦根藩士が仇敵・徳川斉昭を討つまでを活写した歴史小説。井伊直弼は本当に暴虐な政治家だったのか。史料を丹念にたどることで薩長史観を正し、井伊直弼の人生を浮き彫りにする。また、今まで知られていなかった史料から、彦根藩士・小西貞義が仇敵・徳川斉昭を討つまでを活写した幕末小説。

直弼との出会い

埋木舎の茶席

志津が直弼のもとへ

村山たかという女

長野主馬との対面

志津の出産

直弼が世子に

異国船警備

いよいよ藩主に

初のお国入り

領内を巡見

ペリーの来航

開国をめぐる対立

日米が条約を締結

帰国目前の不幸

京を舞台の駆け引き

大老職へ

大罪の糾弾

雪の桜田門外

貞義、水戸へ

主膳らが窮地に

北海道での貞義と弟

あとがき

主要参考・引用 文献資料

野村 しづ一[ノムラ シヅカズ]
1936年兵庫県川西市生まれ。滋賀民俗学会理事、八日市郷土文化研究会理事、彦根写真連盟会員。著書に『写真で綴る湖国の原風景 昭和30年代の記憶』、『明治の風』(いずれもサンライズ出版)、『親鸞への旅』(中西印刷)がある。

内容説明

司馬遼太郎への返歌―薩長史観により歪められた幕末史は、井伊直弼を緻密に描くことによって正される。彦根藩士の仇討ちという知られざる史実にもとづく小説。

著者等紹介

野村〓一[ノムラシズカズ]
昭和11年6月兵庫県川西市生まれ。昭和19年3月滋賀県東近江市大澤町の実家へ転居。昭和30年3月滋賀県立彦根東高校卒業。平成8年3月関西電力株式会社定年退職。滋賀民俗学会理事。八日市郷土文化研究会理事。彦根写真連盟会員。東近江市教育委員会元教育委員・委員長。湖東町教育委員会元教育委員・委員長。関電湖友会元副会長。著書『写真で綴る湖国の原風景 昭和30年代の記憶』(2007年サンライズ出版 第11回日本自費出版文化賞入選)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ごゆるりと

3
⭐️⭐️⭐️ 佐藤雅美さんの『開国』を読んだ直後だったので、ぐいぐい読めた。日米修好通商条約の締結を天皇の勅許なしに行なったことに憤慨した尊王攘夷者への弾圧とされる安政の大獄は、そんな単純なものでないことがこの本を読むと分かる。表向きはそう見えるが、実際は、これを好機に幕府と朝廷の関係・秩序を意図的に崩しにかかる、これまで日の目を見なかった外様大名や蚊帳の外に置かれていた朝廷の不満分子vs幕府の戦いの火蓋が切られたともいえる。→2021/01/09

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