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女はバカ、男はもっとバカ―われら人類、絶滅の途上にて

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883206391
  • NDC分類 481.35
  • Cコード C0090

内容説明

今こそ、私たちは「バカ」から学ぶべきでしょう。動物や昆虫がやっている「バカだなあ」「滑稽だなあ」と思える行動の中に、人類を絶滅から救うカギが隠されているのです。人類の行く末を占う、衝撃の文明論。人類絶滅まで、あと何年?家畜化を回避する唯一の方法とは?

目次

第1章 男と女、どっちがバカ?
第2章 一夫一妻制はそろそろ限界!?
第3章 メスは必要、オスはもう不要?
第4章 人類絶滅へのカウントダウン
第5章 絶滅回避、秘密の作戦
最終章 大バカこそ人類を救う
大バカ検定 あなたのバカ力は人類滅亡を救えるか?

著者等紹介

藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年、旧満州ハルビン生まれ。東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。免疫や伝染病研究の第一人者でありながら、エッセイストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーちゃん

52
タイトルに惹かれて。著者は自分のお腹にサナダムシを飼っていた(!)免疫・伝染病の研究者。第1章では、たとえ命を削ってもモテようと必死になるオスと、シビアで冷酷なまでに優秀な遺伝子を選び出すメスとの駆け引きを、多数の事例で紹介し笑わせてくれる。人類の一夫一妻制はそろそろ限界?オスはもう不要?そして多様性を失った人類は絶滅へのカウントダウンを…ありふれたゴシップネタだが、途中から、生物の泣きたくなるような健気さや、生き延びるための戦略、人類滅亡への道にはSFロマンの香りもあって。盛り沢山で楽しめる一冊。2015/08/04

スパイク

22
この本読んだら「もひとつなオス」の生き残り戦略が書かれてあるかと期待したが、期待したわたしがバカやった。「もひとつなオス」の戦略は哀しすぎる。辛いのぉ~~~。外的環境変化に対応するために必要な「多様性」。「多様性」を確保するため、有性生殖が必要だというところまでは理解できるが、その「多様性」は「種」の保存としては有効だが、個々の生き物の「多様性=個性」が必要とされるかどうかは蓋を開けてみないとわからない、むしろ神様の振るサイコロに人生っていう札を張ってるだけなのかと思うと、やっぱり人生楽しんだ者勝ちやね。2015/08/16

トムトム

17
人間も動物だってことだ!一番好きな生殖方法は、ヒラムシ。両性具有、どちらがメスになるかは戦いで決める。ペニスで突っつきあって、先に刺した方がオス。やり逃げできます。刺された方は、しょうがない。労力のかかるメス役を引き受けます。強い方が子供を育てた方がたくさん殖えそうな気がするけど、この場合は負けた方がメス。うん、いいね!これで少子化解決だ!?2019/12/25

こぽぞう☆

17
既知のことが多く、さらっと読めた。バカ大事。多様性大事。2016/07/15

✿yoko✿

15
人間と遺伝子が99%一致していながら、チンパンジーは『絶望』を知らないらしい。なぜなら『希望』を持たないから。人間は『希望』を持つから『絶望』すると言われても、『希望』が無かったら生きていけない気がする。 そして『想像』する力が人間を進化させたとあります。『想像』は『妄想』に通ずるので、人間で良かったな。 2015/07/26

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