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私もパーキンソン病患者です。―高齢障害者医療や介護保険制度の行く末

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883205998
  • NDC分類 916
  • Cコード C0090

内容説明

進行する「弱者切り捨て」と「格差社会」の未来を読む!「ヤール重症度4」と診断された名筆記者が、まさかの「わが老後生活」をルポした驚異的なノンフィクション。1日に1~2時間だけ300日、残された力のすべてを出しつつ、ついに書き下ろした、「生・老・病・死」の金字塔!

目次

第1章 いきなりの喪失
第2章 病院劇場
第3章 自立への闘い
第4章 希望という名の
第5章 風前の重度訪問介護
第6章 風の仲間たち

著者等紹介

柳博雄[ヤナギヒロオ]
1941年生まれ。67年、朝日新聞社に入社。大阪社会部、同整理部などを経て、90年編集委員となる。特集版編集長、朝日新聞大阪本社AS(朝日総合情報戦略)推進事務局長などを歴任。97年から帝塚山大学で非常勤講師として「新聞学」「人間論」を教え始める。2001年、朝日新聞社を定年退職。その後、法務省・人権擁護委員、NPO「葬送の自由をすすめる会」関西支部代表世話人、帝塚山大学非常勤講師を務める。編著にJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受章した『女たちの太平洋戦争』(朝日新聞社、91年、文庫版96年)、など。2009年、パーキンソン病を発症(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

烏鳥鷏

1
パーキンソン病の闘病記オンリーではなく、病気も含めた自伝といった内容。自覚症状を些細なものとして放置するうちに、いきなり歩けなくなり排泄も一人ではできなくなった著者の心境が語られる。記述内容が時系列順ではなかったり、関連の薄い本が唐突に引用されたり読みにくい。父親の介護を丸投げしたり不倫してたりしたためか妻の態度が冷たい時があったと愚痴っているが、そういう仕打ちを受けてもちゃんと病気介護してくれてるだけで良妻じゃなかろうか。2014/02/08

seiji s

0
障害者のための法律の歴史と介護保険の歴史、その中で生まれた葛藤が、支援される側の経験から伝わる内容と感じた。またパーキンソン病というまだ治すことの出来ない病気と向き合いながらいろいろな試練を乗り越えてきた著者の思いが集大成として記されている2016/01/31

Hiroo Yanagi

0
「人権・平和・自由・幸福追求権」確保は、弱者救済、経済格差是正のために、現憲法施工時には、「国の責任」として求められていたものです。しかし、国民生活を守るための「国の責任」論は、いまや表舞台での論議の対象にもなっていません。それが、きわめて残念です。福祉充実は一人一人が勝手にやれというわけなのです。こんな抽象的なやりとりをしなくても、自身が弱者・障碍者の立場になり、入院したり、介護保険を受ける立場になると、行政や政治がいかに身勝手な論理を展開しているか、日々いやになるほど実例にぶちあたります。2014/06/17

よねよね

0
★★★☆☆なんとなく知ってる気になってる病名。なかなか大変そうです。面白かったのは、介護保険制度の利用の仕方をプロ野球観戦に例えてるとこ。なんかわかりやすいように思いました。2021/04/18

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