内容説明
抗生物質が効かない!耐性菌で、年間2万人が亡くなる最悪、最大の環境・医療問題。「食」からこの国を見直す本。
目次
1 食の生産に、抗生物質が使われている!―環境に広まる耐性菌への対策(抗生物質の使用実態を突き止めた!;農作物に使われる抗生物質;牛に抗生物質を食べさせている ほか)
2 病院の外で広がる耐性菌の恐怖―追いつめられる抗生物質(院内感染より恐い耐性菌あらわる;細菌感染症と人類との長い歴史;続々と出現する耐性菌)
3 耐性菌から子どもといのちを守る―病院でもらう薬の効果的な飲み方・飲ませ方(病気の治りにくい子どもが増えてきた;先生、どうしたらいいの?―耐性菌がよくわかるQ&A;医者も医療を受けるみなさんも正しい認識を)
著者等紹介
小若順一[コワカジュンイチ]
日本子孫基金・事務局長。1950年、岡山県生まれ。1984年に日本子孫基金を設立。ポストハーベスト農薬の全容解明で国際的な評価を得る。月刊誌「食品と暮らしの安全」で2001年から耐性菌問題に取り組み、情報を発信している
寺沢政彦[テラサワマサヒコ]
小児科医。1953年、岩手県生まれ。秋田大学医学部卒業。東北大学大学院卒業。90年より仙台市内に小児科医院を開業。耐性菌の予防の啓発に取り組んでいる
宮島英紀[ミヤジマヒデキ]
ルポライター。1961年、熊本県水俣市生まれ。横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)卒業。卒業制作で『われわれの原発白書』(第5回広島国際アマチュア映画祭優秀賞受賞)を演出。85年より映画助監督となり、斉藤耕一、北野武らに師事。その後、取材活動に入り、環境問題や食糧問題、自転車が引き起こす銀輪公害問題などで活躍中
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