哀愁の町に霧が降るのだ

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哀愁の町に霧が降るのだ

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  • サイズ B6判/ページ数 845p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883200214
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

内容説明

椎名誠とそのやさしくも狂暴な仲間たちがくり広げる、愛と闘魂と食欲と大酒の七転八倒、されどひたむきな大ロマン青春譜。

目次

話はなかなか始まらない
まだ話は始まらない
緊急対策中途解説の項
吹きだまり高校の寒い春
血とバラと必殺技の日々
ごったがえしのビートルズ
六本木で夜だった
女たちの夏
なかがき
おれたちに夜明けはない〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

26
著者の作品はエッセイもフィクションも写真集も含め殆ど読破したけれど、昭和の香りしかしないこの作品が一番琴線に響くのです。2014/02/23

takeapple

18
最初に哀愁の町を読んだのは、情報センター版の下巻が出てしばらくした、1982年の確か11月の終わりだった。当時大学1年で、学園祭も終わったところで、克美荘のような生活を大学の仲間たちと送っていたので、上中下とあっという間に読んでしまい、激しく感動して、以来椎名誠が一番好きな作家になった。その後何度も読み返していたが、この三五館版には、特別なあとがきシリーズがあって、とても興味深く読めた。最初に読んだ頃は、私も男ばかりの仲間と酒を飲んだり訳の分からないことをやったり、ひたすら若く貧乏だったなあと思い出した。2018/07/04

アルプスの空♪

10
またまた”激しく”惚れちゃいましたね~!!シーナさんに・・笑・・・仲間とシーナ!!この両者の若かりし頃の何ともいえない”あほな”(>_<)克美荘生活・・・なんとも魅力溢れるドタバタで!破天荒で!破れかぶれでありながら、実にかっこ悪いけど魅力一杯のすばらしき青春賛歌であります!!泣ける話もとんでもない話もすべて笑えます。♪♪こんなー時代もー~♪笑2010/03/27

肉尊

8
椎名誠とその友人たちの共同生活を綴った長編作。まるで克美荘に遊びに行ったかのように、人間ドラマがありありと展開されていきます。何気ない日常なんだけど、その飾らなさが魅力ですね。なんか現代社会が見失っている人間くささを垣間見れる気がしました。2017/08/12

すずき

4
★★★★☆ 別段面白いわけじゃないはずなんだけど、するする読めて、超ブ厚いのにサクッと読みきった。こういうのこそ名作なんじゃないだろうか。でもそんな「ナメンナヨナ!」感はどこにもない、非常に不思議な一冊なのである。というか単行本がデカいよ。文章はライトだがモノとしてデカい。椎名誠を初めて読んだが、どうにも自分の中でイケてるのかイケてないのか判断つきかねるので、『新橋烏森口青春篇』と『銀座のカラス』を買ってしまった。2013/06/13

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