内容説明
「生物多様性」って、どんなこと?それは、いろんなしゅるいの生きものがいっぱいいること。みんな、ちきゅうの上でたくましく生きているんだ。さぁ、みんなでゆたかなちきゅうのうたをうたおう。
著者等紹介
本川達雄[モトカワタツオ]
1948年、宮城県に生まれる。東京大学理学部生物学科卒業。現在は東京工業大学で生物学の教鞭をとるほか、高校生物の教科書の編集委員をつとめるなど幅広く活躍。ナマコの研究者であり、歌う生物学者としても知られる。講談社出版文化賞科学出版賞、科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞などの数々の賞を受ける
ワタナベケンイチ[ワタナベケンイチ]
1976年、東京都に生まれる。99年に西瓜糖にて初個展「キスとビール」、98年にHBファイルコンペ特別賞、00年にHBファイルコンペ藤枝リュウジ賞を受賞。装画、絵本、広告、キャラクター制作などの仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
24
たしかに世の中にある草が、みんな『くさ』って名前だったらつまらない。みんな名前があって一つ一つが尊い命。息子にはそういう大切なことを自然の中で遊んだり、こういった絵本で伝えていけたらいいなと思います。2021/06/01
二条ママ
5
4歳7ヶ月。図書館本。カラフルな絵。地球には一種類の草がしかなかったらのところを読んで、おかしくて、娘と一緒に笑った。そうだよね。一種類しかなくて、全員同じでは、ちょっと寂しいよね。2015/11/02
gururi
3
東京工業大学の生物学者・本川達雄先生が生物多様性をテーマとして作られた絵本。2023/02/17
くるた
3
色が鮮やかできれいです。内容は、地球上にたくさんの生物種が存在していることは豊かなことだよ!という、シンプルなもの。「草」がもし草という1種だけだったら?数が多いことが豊かなんじゃない、種がたくさんあることが豊かなんだと書いてあります。それ以上でも以下でもないって感じですが、深読みして人間に当てはめると、みんなが異口同音に同じ意見しか述べないなんて、豊かな状態とは言えないよね〜とか…。この絵本は、単純に自然の豊かさを伝えたいだけだと思いますが。2015/05/22
ちー
2
生物多様性について唄った絵本。導入として動物の名前がついている植物や様々な動物の名前、なんで同じ「草」でもそんなに名前があるの?と興味を持たせ、そののちに、もし地球が「草」の一種類しかなかったら、さみしいよね、味気ないよね、と訴える。そうして地球にはいっぱい生き物がいるから素敵なんだよと伝える。歌になっているので後ろの歌詞と楽譜を見ながら読んであげると、子どもも一緒に歌ってくれるかも知れない。いっぱい多様な生き物が生きているから、だからこそ素敵なんだと伝えることが出来る絵本。2017/11/22