内容説明
大蔵事務官として採用された藤崎巧二は、税務官吏としてある税務署へ配属された。ある日、謎の老人が藤崎の前に現れ二つの忠告を残していった。「あの女に手を触れるな」そして「佐喜多商工の脱税の摘発を頼みたい」。藤崎の運命はこの忠告から急展開していく。50年の時を経て今よみがえる昭和の至宝作。
著者等紹介
五郡徹[ゴグントオル]
1928年2月生まれ。中央大学法科中退。特攻隊に所属(海軍1等飛行兵曹)し、訓練中の事故で生死の境をさまよう。植木庚子郎専売局長官(衆議院議員、法務大臣・大蔵大臣)の指示により、公務員採用試験を受験、大臣官房に配属され大蔵事務官の辞令を受ける。1959年『栄光への豪打』を発表、作家生活に入る。1966年オー・ディー・エス(株)(OA機器の販売サービス)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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