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ゆの字ものがたり

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880083650
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0095

内容説明

あるときは、かずかずの名著を手がけた編集者。あるときは、本に強烈な衣装をまとわせた装丁者。本を愛し、酒を愛で、人と人をつなぐ稀代の編集装丁者―。田村義也の興味つきないエッセイ集。

目次

装丁と私
芋版・凸版・活版・鉛版
装丁と時代
装丁自評―幼少年期のイメージから
「ゴールデンバット」と中国のコウモリ文様
中国藍印花布の「鯉のぼり」
わが装丁を語る―先ずは「書名」の文字を書く…
ゆの字ものがたり
青山二郎装丁本の時代
饅頭本の小宇宙―「追悼本」のこと、書き文字のこと〔ほか〕

著者等紹介

田村義也[タムラヨシヤ]
1923年(大正12)4月5日、東京に生まれる。1948年3月、慶應義塾大学経済学部卒業。4月、岩波書店に入店。86年の定年退社まで、書籍の編集制作のほか、雑誌『世界』『文学』編集長などを歴任。一方で社員装丁者としても従事。53年からは同人誌『歯車』の装丁を皮切りに社外の装丁も手がけるようになり、以来、装丁者名が表示されただけでも約1500点にのぼる装丁作品がある。1961年5月号~64年5月号まで、『教育評論』(月刊/日本教職員組合機関誌)に「赤木正」の筆名で29作品の劇評を執筆。1966年4月~93年3月まで、武蔵野美術短期大学専攻科生活デザイン科非常勤講師となり、二十七年間にわたって男女総勢百人にのぼる学生に自宅で講義を行なう。2003年2月23日、骨髄異形成症候群のため、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nizimasu

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岩波の編集者でもあり、著名な装丁家でもあった田村義也さんの本。逝去後に編まれただけあって様々なエッセイやテーマの小作が続く。とはいえ、装丁同様、よどみのない文章には絵が浮かんでくる。そして岩波の新書編集部時代に月1冊ペースで書き下ろしの本を出版していたという話を聞くにつれ気が遠くなる。質と量がともなったまさにスーパー編集者の日常雑記。なれど凡人には玉露でありました2011/07/06

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