ガブリエラ文庫 暴君皇帝の純愛

小出みき/天路ゆうつづ

メディアソフト（2017/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 319p／高さ 15cm
• 商品コード 9784879193827
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[でんか]

ふつうにおもしろい。「暴君皇子の執愛」と同じ世界観の話。といって特に読んでなくても問題ないと思われます。生まれかわりもの。ヒロインが良い子で、賢くはきはきしているので結構好き。ヒーロー皇帝も生まれ変わったはずのヒロインをひたすら探しつづけてるあたり、えらく一途でかわいい37歳。設定でツッコみたいところがあったり、あるまじき言葉遣いが出てきて躓くところはあるんですが、主役二人がなんせ良い感じなのがいいです。あと、脇の将軍が一癖あって良いキャラしてる。いろいろ伏線というか設定も面白く、あっという間に読了

2017/11/27

[有機物ちゃん]

侵攻を繰り返し領土を広げる新興国の皇帝と、その帝国に兄を捕虜として捕えられた小国の王女。国の被害を最小限に抑えるため、戦好きで好色の老人と聞いていた皇帝の部屋に、王女の私だけで勘弁してくれないか！？と直談判しに行ったり、皇妃として敵国の要求に冷静に対処するヒロインが王族って感じでカッコよかった。転生ものは好きなんですけど、今回ずっと元カノの話されてるようでモヤモヤしてしまったな~。ロマンス部分はハマらなかったけど、シリアスな国同士の駆け引きがしっかり作り込まれてて面白かった！

2023/08/28

[十六夜]

この前作品を読まずに読了。しょっぱなから割とシリアスで、きな臭い事件もたくさん起きるんだけど、ヒーローがヒロイン限定で溺愛モードに入っちゃうので、重厚なストーリーとキャラの軽さのギャップでなかなか読み続けるのがしんどい。単純な溺愛者でもないけどシリアス寄りにもなれず、中途半端感が。ストーリーがよくできているぶんちょっともったいなく感じた。ヒーローもあまりにヒロインを可愛がりすぎるのでちょっと馬鹿っぽく見えて残念。ある意味狙って書いているとは思うけども。

2018/03/18

[ゆうな]

★★★☆☆王女であるヒロインが自国を救うために恐ろしい男だと有名な新興国ヴァジレウスの皇帝の部屋に単身乗り込んでいくところはすごくかっこよかった。死んだ恋人の生まれ変わりと信じて皇帝が彼女に速攻プロポーズしてくる流れも面白い。ただ，そこからひたすら皇帝の溺愛モードに入ってしまうと，面白さは急激に失速。皇帝の話し方がバカっぽいのも気になって何だか感情が入り込めず。死んだ恋人の記憶がヒロインの中に徐々によみがえってくるところも退屈で流し読み。

2018/04/08