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内容説明
小国の王女マリアは政変に巻き込まれ、二年もの間、異国の山城暮らしを強いられていた。ある日山賊に襲われかけたのを王子テオバルドに救われ、彼の妻になるよう言われときめくが、政変で経験した不信感から素直になれない。そんな彼女にテオバルドは辛抱強く接し溺愛する。「信じられない。君のすべてが俺のものだなんて」海軍提督でもある屈強な彼に身も心も蕩かされていくマリア。だがテオバルドには他に愛した女性がいると聞き!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
六花
12
ヒーロー目線で始まるのは珍しかったけど、一目惚れしたヒロインを「俺がもらい受ける!」と言い出した時には引いた。だっていきなり暴走するんだもん。怖いわ。結婚予定の王太子に2年も放置されてたヒロイン。ヒロインには何の落ち度もないので凄く可哀想。ちょっとお胸が大きかっただけなのに…!いい具合の薄幸さで好みの設定ではあったんだけど、挿絵が残念でイマイチ浸れなかった。自分イラストに左右されやすいんすよ…(;´・Д・)2017/05/13
ゆうな
6
★★☆☆☆糞みたいな元婚約者の辛辣な罵倒がトラウマになっているヒロイン。そのせいでヒーローの愛に対しても対等に向き合うことができず自分を卑下して愛を縋るヒロインが本当に可哀そうで,題名から予想していたような楽しい気持ちにはなれなかった。ヒーローの過去にやましいことはないのに,ヒーローも周りの人間も何かあるように意味深な態度をとるので,度々モヤモヤ。ヒロインは民や臣下を思いやる素敵な女性だが,ヒーローは初対面では言葉は交わしておらず彼女に一目ぼれした理由が彼女の巨乳というのがどうにも虚しい。イラストがひどい2018/04/21
十六夜
5
御堂先生ってなんかこうイラストで損している作品多い気がするのは個人的な嗜好の問題かな……今作もイラストがもっと別のひとだったらよかったのにと思う。純真無垢だったヒロインの境遇にはいろいろ同情するばかり。ヒーローきちんと守ってやれよって感じ。ちょっと甘いというか押しが弱いところある気がするけれども。2019/09/12
さつき
5
作者さん書い。主役二人は一途同志、終始甘々なのだが、降りかかる困難が恋の鞘当て、じゃなくて政治的策略という骨格のしっかりしたお話。登場人物も魅力的で、それだけに、お話をもうちょっと長くしてもよかったんじゃないかと。終始駆け足感があり、そこにエロが挟まるのでなんだか忙しない印象だった。このところずっとTL以外の積読解消していて久々のTLだったのだけれど、ガブリエラって、こんなに忙しないレーベルだったっけ?設定がよかっただけに、なんだか惜しい。2016/12/28
アズ
3
サンプルを読んで惹かれたため購入したけど、ヒロインがヒーローにワンツーで落ちたのと挿絵の拙さで一気に萎えた。その後も二人の間に大きな障害もなく終始甘々。ライバルっぽい位置付けの女子爵もいたけどライバルじゃないことなどすぐに読めて読みごたえがなかった。またヒーローと女子爵の過去のやり取りについても理由付けに無理があり、要所要所で何かと引っ掛かってイマイチすんなり読めないなーとモヤモヤしてきたところでヤリ出すので、モヤモヤが増幅。せめてヒロインが心を開くまでもう少し粘ってほしかった。2016/12/08