買物

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買物

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784878938801
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0395

目次

夢を買う話
私は女馬主
買ひものをする女
買物
東京女三代
買物言葉
買物ぎらひ
買い物
買いもの
三十サイクル〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

12
明治から大正、昭和、平成に至るまでの作家による「買い物」についてのエッセイを収録したアンソロジー。明治生まれの祖母の「日本橋の高島屋か三越に行こう」という一言から始まる、如月小春「東京女三代」などの、時代背景が珍しく楽しく感じられるものや、昭和の匂いが色濃くも懐かしい、森瑶子「贈りもの」、東海林さだお「デパートについて」など軽く楽しめるものも良かったが、やはり一番のお気に入りは、彼女の目にだけ映る夢のような品々を手に取る、森茉莉「夢を買う話」です。2015/07/21

きりぱい

9
贈られる苦労と贈る苦労が抜群に面白い森瑶子がよかった。スペインでブーたれる佐藤愛子や、デパートの高級品売り場を退却する東海林さだおも面白いし、買っていないのに五百万が消滅する福永武彦や、文明の利器に振り回される吉田知子、訪問販売に動揺する三田誠広、パリの彫版屋の朝吹登美子もよかった。上林暁、中島らももよかったなあ。柴門ふみの最後の2行の気持ちはよくわかる。どんな気持ちか?五万円でいいから月1回デパートで1日買い物出来たら、残り29日はおとなしく家事する~なんてね。2011/12/14

きゅー

7
買物を主題にしたエッセイ集。執筆者は朝吹登水子、柳田國男、富岡多恵子、丸谷才一、中島らもなど。すっごい散財から、日常的な細々とした買物まで多種多様。「私は何か買う時、品物そのものを買うというよりも、”夢”を買ってくる」という言葉は森茉莉にぴったり。五味康祐の、レコードプレーヤーへのこだわりが書かれた「三十サイクル」も愉快。「ふるえるふるえる。千鶴子、ふるえるぞ!……」は名言。著名人にもデパートが苦手な人が多くいることがわかった。店員の、あの値踏みするような視線(と勝手に思っているだけ)に何度脂汗をかいたか2022/05/09

にわ

2
買物悲喜こもごも。作家さんたちに親近感をもつ。街の変遷や有名店の歴史もおもしろかった。2009/04/04

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