出版社内容情報
家庭裁判所の福祉的(教育的)機能を担ってきた家裁調査官が、家裁調査官制度の歩みを鳥瞰するはじめての書。いま、調査官制度が、根本から崩壊の危機にあることを訴える。
第1章 子どもはなぜ大人と区別されなければならないのか
第2章 現行少年法までの非行少年の扱われ方
第3章 新(改正前)少年法の制定と家庭裁判所
第4章 福祉(教育的)昨日の担い手としての家裁調査官
第5章 少年法の定着と批判
第6章 矢口論文とその後の家庭裁判所
第7章 子どもの人権と少年法
第8章 事実認定と少年法改正問題
第9章 なし崩しの少年法改正
第10章 厳罰化を目指した改正少年法
第11章 少年法の未来