内容説明
若い友人たちの結婚にしあわせをわけてもらう、秋から冬への日々。はじめての仕事が、暮らしに小さな変化をもたらした冬から春への日々。毎日の出来事を深呼吸するように味わい描く、日記エッセイ第10弾。2006年9月~2007年2月。「おまけレシピ」つき。
著者等紹介
高山なおみ[タカヤマナオミ]
1958年静岡県生まれ。東京・吉祥寺にあったレストラン「諸国空想料理店KuuKuu」のシェフを1990年から2002年までつとめ、その後料理家に専念。現在は書籍、雑誌、テレビなどを活動の場にする。におい、味わい、手ざわり、色、音…日々五感を開いて野菜など素材との対話をかさね生みだされるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じくからだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
4
なおみさんが、新しい場所へむかってる姿を送り出すような気持ちで読む。2009/08/02
リタ
3
高山さんの日常は安心する。儚いけれど、確かにそこにある生活。大切にしたいものを間違いなく抱きしめている、やさしい日々の連続です。秋から冬。季節が移ろうように、高山さんをとりまく現実も変わってゆきます。そのスピードに、彼女は彼女なりのペースでついていく。しんどさよりも新しいことへのワクワクした気持ちがふぅわりと伝わってきました。まるで高山さんの呼吸に合わせて息をしているような、居心地の好いエッセイでした。2014/07/25
ちいさな図書館
3
半身浴読書でコツコツ読みながら、ついに10巻読了。新しい1歩を踏み出し始めるときの心の動きや、浮き足立ちそうになるときのぐっとおさめる感じ、とてもわかる。わかるから、そこから先の対処の違いにやっぱり感心したり、自分の肚に力が入ったりできるのだなぁ。2013/12/04
yomite
2
それまでと違って、すごく詰まった感じになってきている。それは、仕事が多忙になってきているからだろうと思う。やたら涙もろいし。日々ごはんの単行本は12巻までの予定らしいから、この後は12巻が出て、11、12をまとめて読もう。スイセイさんの留守番日記が、面白かった。もっと読みたいくらい。2010/07/15
ヨルボタル
2
まさかのスイセイさんの留守番日記が!!スイセイさんの文章もいいです。2010/02/03