目次
大江戸発至急便黒船あらわる―幕末日本の情報ネットワーク(機密情報はこうして漏れた;異国船、来航する ほか)
秘録・幻の明治新政府―維新を変えた激動の二七日間(徳川慶喜を新政府に入れよ;薩摩逆転、春岳構想崩壊 ほか)
勝海舟 江戸城無血開城はなぜ実現したか(幕府の政治は「私」。共和政権をつくるべし;「公と私」政治理念の完成 ほか)
白虎隊 自刃への三六時間―生存隊士の手記が語る悲劇の真相(白虎隊出陣!;包囲された会津城下 ほか)
グッドバイちょんまげ―明治日本文明開化騒動記(近代化は頭の大改革から;日本の魂、ちょんまげを守れ! ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんさん
3
黒船来航と国内情報伝達、松平春嶽の政権構想、勝海舟、白虎隊、木戸・岩倉と断髪。幕末、春嶽と勝の尽力が心に残る。勝のアメリカ観「アメリカでは、政府でも民間でも、およそ人の上に立つ者は、皆その地位相応に、利口でございます。(氷川清話より)」2021/08/06
nauve
3
ちょくちょくこのシリーズを読んでいるけれど、毎回感心させられるのは、どの回にも必ず何らかの発見や新しい視点がある事。本来国家機密であるペリー来航を敢えて公開する事で事態打開を図った幕府や、白虎隊で生き残った2人の証言など。簡易でありながら、今まで「わかったつもり」になっていた筈の歴史の奥深さを改めて教えてくれる好著。2013/03/13
まままま
2
大河ドラマ・八重の桜とリンクする箇所があり楽しかった。
ゆん
2
図書館借り。流石はNHKと言うべきか、簡単でわかりやすい内容。江戸城無血開城は西郷と勝が事前に信頼関係にあったからこそなしえたものだったとか、知らなかったよ。歴史の授業じゃこういうの習わないもんなぁ、こういうところをもうちょい焦点合わせて授業してくれたらもっと興味もてたのに。2011/01/16
さぶりえ
1
この番組好きだったけど、本も面白いんですね。すごく興味深く読めました。やっぱり会津は切ないなー。松平容保好きだなー。読みながら涙出そうになりました。歴史は本当奥深い!2016/04/27