内容説明
三十五歳の瑞子と二十三歳の千絵は、物産会社に勤めるいわゆる「お局」と「腰掛け」のOLで、反目しあっている。瑞子はかつての恋人と今は不倫の中、千絵は劇団員と恋愛中だが、自分勝手な彼に疑問を抱き始めていた。そんな二人の前に二十七歳のエリート冴木が現れ、二人はライバル心を燃やすが―。傷つきながらも闘う女たちの爽快な成長物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あー
13
エリート冴木、腹立つ〰️2019/09/30
なべさん
10
23歳の千絵、35歳の瑞子。OLとキャリアウーマン。女性の恋に現れる嫉妬や妬みを描いた作品。社内恋愛してみたいけど、こういう女の戦いに巻き込まれたくないなと言っても素敵な人はいないのだけどね。2017/09/24
chi.m
9
生々しいOLの世界。各々の年齢ならではの悩み。他人が量る幸せなんて、ホンモノじゃないのに、「どうしたら幸せに見られるか」そればかり考えて現実を後回しにする人たち。若さも、可愛らしさも、賢さも、どれも武器になるんだろうけど、一番大切にすべきは本質。嫌いな彼女のその部分は自分にもあるから嫌いなんだろうなあ。女ってつくづく厄介だなあ。胸を張って、自分らしく生きるのってむずかしい。2013/12/01
ハル
7
あっという間に読めた。女同士で嫌味を言い合ってる場面は面白かったし、そういう部分をもっと掘り下げてくれー!と期待して読んでいたが、どっちの女もコロリと分かりやすい男に騙されて…結果は、胸がスッとする終わりで良かった。2018/04/06
Q
5
とても面白かったです。 細かな描写で感情移入しやすく、日常を描いた作品が好きなのでとても気に入りました。 山場も盛り上がるし、ラストも綺麗に纏まっていて素敵です。 わかりたいと思える自分でありたい。2015/10/16