感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
64
2014.02.18（02/18）（再読）梁石白著。 02/17 （カバー） 在日朝鮮人作家朴敬徳、済州島（両親故郷）訪れ、自分が戸籍上死亡となっており驚愕、さらに帰国後、殺人事件に巻き込まれる。 「秘密組織」の存在に直面、さらに、「カミソリ男」の異名「Ｚ」の正体は。 （解説＝中村敦夫＝『梁石白の作品とスタイル』） ◎在日朝鮮人。 スナックで出会った2.3年前。 在日朝鮮人は、個性的で面白いからつきあう。 人間としての味の濃さは、彼らの存在の歴史的起源とその後の社会的境遇から醸成と思う。 2014/02/18
i-miya
19
1998.06.05 購入 故郷は解放されたものの、南北に分断され、帰国しそこねた人々が残された。 法律一行で生存権奪われるような状況に対面している彼ら。 日常的に抱えるこの緊張感は管理されながら保障されている日本人にはわからない。 とうて理解できない。 強気を武器に人生を乗り切ろうと努力する。 知識人朝鮮人はもうひとつを求められる。 すっかり梁を好きになった。 ◎『夜を賭けて』 Ｓ30前後、大阪の朝鮮人部落を舞台にしている。
蛭子戎
2
在日作家が朝鮮独立の際のゴタゴタに巻き込まれるスパイ小説。朝鮮独立のときに出来た秘密結社同士の抗争や日韓両国の情報機関の介入など著者らしからぬ壮大なスケールの作品だった。2017/10/22
町人
1
やはり分断国家という状況は間違っている。しかもそれで大国に引っ掻き回されて同じ国の人が殺し合おうとするのだから…2014/02/19
ぴぴ
1
ウ～ン、登場人物が多くて名前も読めないからちょっとしんどかった。お話はなんだか難しくてかかった。2013/08/11
