感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うののささら
75
禅の話だがわかりにくいな。禅問答とは、何を言ってるかはたからはわからないことだがまさにそれ。禅には決められた答えはない、自分で見つけるもの。禅の言葉は視点を変え皮肉ったものでいろいろな解釈してもいいらしい。ひろさちやが考える禅の根本原理は、他人のことは気にせず、世の中の常識は捨て、がんばらず、考えすぎず気軽に考えること。たしかに人間なるようにしかならないから悩まず毎日幸せに過ごすことだけ考えていれば気持ちも楽だな。世間の価値判断に縛られないよう禅を学び日常生活にいかすようにする。参考になりました。2022/04/27
禿童子
35
1998年刊ということは著者62歳のときの著作。禅問答の初心者向け解説。言うならば公案の種明かし。「莫妄想-余計なことを考えるな!一得一失-なんだっていい。自灯明-他人のことはほっとけ!放下著-常識を捨てろ!竿頭進歩-がんばるな!」これが禅の根本原理と説く。世間の価値判断に縛られるな、自由人になれ。ひろさちやの話はシンプルでわかりやすいが、実践するにはいささか覚悟がいる。「覚悟がいる」と構えることなく身体が勝手に動くようになればいい。「さとりなば 坊主になるな 魚食へ 地獄へ行って 鬼に負けるな」一休。2022/05/20
月照彦
1
失礼ながら、こんなものかと思ってしまう内容。物足りない。筆者こそ禅にとらわれ、禅の奴隷になっているのでは?と感じてしまった。2012/11/27