内容説明
「9条」の未来をかけて“平成座り込み心中”。京都、職人、宗教、平和について縦横に語る。
目次
三島由紀夫のことなど
いまがいちばん悪い時代だ
デモクラシーを通ってファシズムがくる
日本のリブ代表は瀬戸内さん
そのときは無一文で京都へ
職人の家に育って
若い職人を育てるには
手仕事が生きる場所
千年の伝統で九条をとらえたい
日米安保条約とジョン万次郎
京都独自の「人民戦線」があった
出家したからこそやれることがある
「自由」を押し付けるアメリカは変われるか?
九条の会の呼びかけ人は頼もしい
“平成座り込み心中”で抵抗しましょう
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島生まれ。作家、文化功労者。東京女子大学卒業。1957年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、61年『田村俊子』で田村俊子賞、63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、96年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。1973年に得度、京都に「寂庵」を結ぶ。朝日新聞にイラクに対する武力攻撃に反対する意見広告を出すなど平和の活動にも取り組み、女性九条の会の呼びかけ人でもある
鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年、東京生まれ。哲学者・評論家。東京高等師範付属小学校卒業、その後渡米し、1942年ハーバード大学哲学科卒業。戦後、丸山真男らと『思想の科学』を刊行した。60年安保で東京工大教授を辞職、以後、反戦平和運動の分野でも活躍しており、九条の会の呼びかけ人でもある
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