目次
1 二つの寓話
2 民族問題と宗教・言語・経済
3 宗教と経済の関係
4 芸術・科学の問題
5 世界史の展望
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
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1993年1月30日発行。1992年10月30日、立命館大学でおこなわれた著者の講演会「現代世界の構図とその展望〜宗教・民族・科学の相互連関のなかで」がもとになっている。ソ連崩壊後の新たな情勢のもとでの講演だが、23年を経た今、どう読むか。環境問題、民族問題、南北格差、などについて著者の「予言」は悲観的だが、著者は「価値革命」に可能性を見出している。「効率ではなくて感情的な価値、合理性ではなくて想像、力ではなくてだれに対してもの一種の連帯感、人間の連帯だろうと思います。」2016/03/21
ipsalist
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簡素に、簡素に。 でも間違いをできるだけ含まないように語る、加藤周一のブックレット。 他の本・ブックレットも読まないと、読み違えるので注意(自省)。 2010/06/16