出版社内容情報
バビロン捕囚からエルサレム帰還を果たしたユダヤ人たちは、祖国の再興に着手し神殿を再建する。歴史の新しい変動の波が到来するが、アレクサンドロス大王の登場前後の200年のユダヤ民族の歴史を、わずかな資料をもとに描くことは不可能に近い。ヨセフス『ユダヤ古代誌』の苦心の物語を解読し空白の時代の真相に迫る。ユダヤ教・キリスト教研究の世界的権威が絶妙な語り口で解説する。
内容説明
バビロン捕囚からエルサレム帰還を果たしたユダヤ人たちは、祖国の再興に着手し神殿を再建する。歴史の新しい変動の波が到来するが、アレクサンドロス大王の登場前後の200年のユダヤ民族の歴史を、わずかな資料をもとに描くことは不可能に近い。ヨセフス『ユダヤ古代誌』の苦心の物語を解読し空白の時代の真相に迫る。ユダヤ教・キリスト教研究の世界的権威が絶妙な語り口で解説する。
目次
第1章 バビロン捕囚からの帰還と神殿再建(キュロス王、ユダヤ民族のバビロン捕囚を終らせる;キュロス王の布告 ほか)
第2章 エステル物語(アルタクセルクセス王の酒宴;ワシュティ、王妃の地位を奪われる ほか)
第3章 アレクサンドロス大王登場前後のユダヤ(大祭司ヨハナンとバゴセスの争い;大祭司の弟マナセとサマリアびと ほか)
第4章 アレクサンドリアにおける律法の書の翻訳(一般論として;トーラーのギリシア語への翻訳の経緯を語るひとつの文書 ほか)
第5章 エジプトとシリアのはざまで(セレウコス一世ニカトールがユダヤ人に与えた特権;アンティオコス三世のパレスチナ征服とユダヤ人に好意的な令書の数かず ほか)
著者等紹介
秦剛平[ハタゴウヘイ]
多摩美術大学名誉教授。聖書文学協会所属(ヨセフス・セミナー運営委員、フィロン・セミナー運営委員、ヘレニズム・ユダヤ教専門部会運営委員)、オックスフォード大学客員教授(1999‐2000年)、同大学客員研究員(2001年以降)、現在ケンブリッジ大学、(クレア・ホール)フェロー終身会員、(ウォルフソン・コレッジ)フェロー終身会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
peace land
kiriya shinichiro
amemosky