内容説明
正木知如丘・堀辰雄・竹久夢二・久米正雄―高原のサナトリウムを彩る華麗な文学絵巻が鮮やかに。
目次
第1章 正木不如丘―医療と文学にかけた生涯(俳句と医学のはざまで;サナトリウムに半生を;医師として作家として)
第2章 堀辰雄―風立ちぬ、いざ生きめやも。(小説「恢復期」の周辺;矢野綾子と小説「風立ちぬ」;正木院長が見た「思われ人」)
第3章 竹久夢二―放浪画家の終焉の地(破天荒な芸術家人生;孤独を愛した最晩年;正木不如丘の証言)
第4章 久米正雄―高原に咲いたロマンスの花(ご真影に殉じた父の面影;りんどう咲いて恋を知る;小説「月よりの使者」)
第5章 富士見原にて―高原を彩る文学群像(島木赤彦と近代歌人たち;山荘に憩う文学者たち;詩人・蘇生の舞台として)
著者等紹介
神津良子[コウズヨシコ]
1949年長野県佐久市生まれ。郷土出版社社長編集長・エッセイスト・ノンフィクション作家。第18回山室静佐久文化賞ほか受賞。小諸・藤村文学賞選考委員、長野朝日放送番組審議委員、信州大学農学部運営懇談会委員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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