代表作時代小説 〈第8巻〉

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代表作時代小説 〈第8巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 440p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784875198079
  • NDC分類 913.68

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山内正

4
大川に二人の身投げが漂う 三日五日しても引取人が現れない わざわざ舟で見に来る野次馬が 六日目堪りかねた隠居が引き取るよう船宿に言い付けた 女は書置を実家に残していて 身元が知れた 男は質屋の女は水茶屋の養女だと 男の親は引き取りに来ない 一人娘のおしずは親に許しを貰ってくれと 親は男に質屋は無理だと断った 娘は跡継ぎにと欲を出し泣き付いた 女は男に殴られ空きをみて実家に逃げた男は刀を振りかざし 肩口を斬った2021/11/21

山内正

4
頬杖を付き考える振りをし 修助とこうしてる事を楽しんでる 小篠 虫が鳴きやんだ もう帰らないといけませんよ 又別の虫が鳴きだした 小さな城下町の料理屋で住込みで 三年になる 藩でいてもいなくてもいい軽輩 疎んじられてるんだ 周助は他の男と全く肌ざわりが違っていた 女を誘惑するとか溺れると気ぶりがしない 母ですと訪ねてきた 貴女はいい人だと周助が言ってました、兄が家督を継ぎ世渡り上手 十日して虫籠を作っていたと 江戸へ出るのよら虫籠が大事とと 東蔵が金を使い込み、 身代わりと下積みでしか生きられないからね2021/11/14

山内正

3
座敷に呼ばれ家老と父親等が 近々沢庵和尚と罪人が流されてくる この庵で預かる事に 湯を使いたいと申したら世話をな 五人世話人も付くと 父親は頭を垂れて何も言えずに  藩主は十分尽したと世間に見せたいという  高齢の坊様が女を欲しがるのかと 和尚は禅宗の各派の違いから法衣の色で争いが起こったと話す  江戸の天海和尚は高齢の筈  跡継は欲しいのでは おせんは聞いた がんじがらめにされたわと呟く  その夏江戸に許されて戻った2022/08/01

山内正

3
おい土田行くぞと十太夫が声を掛け立会稽古を繰り返す  土田と一緒の時だけ落ち着かなくなる お久しぶりね店の娘おみのが部屋に 待ってたんですはいお酌 二人共おみのが好きだ  土田を好きだと十太夫は思う  ある日俺は安川のしずを嫁に貰うと言いに来た  心が隙間なしに通じた一人で行ってなと 翌年二月祝言を挙げた  二年疎遠になり藩の改修工事を 十太夫が疑われやがて元に戻る  病気だと聞いたが見舞いに行かず その後死んだ 六年経ち妻女と出合い 何故にと 聞かれ 会えば私に遠慮するから 部屋で一晩寝ずに他言せずにと2022/04/27

山内正

3
いつも無口で鈍重に振舞う 古くからの付き合いが 桝平の娘がどちらが早く貰って下さいとせがむ これで三度目だ言われるのが 戸田は自分より十太夫の方が先だ身を引こうと 二人気を使い合いしてしまう 安川のしづを嫁に貰うと十太夫が お前は桝平へ一人で行けと 二月十太夫は祝言した 朝方十太夫が吐血したと知らせ 戸田は行かなかった 周りは何故にと話す 義兄の安川が誘いに来たが 法要に初めて これが小十郎ですと妻しづが声を掛けた 誰にも知れない様仏間で読経し 一度も見舞わなかった訳を 十太夫と何でも一緒でなければと呟く2022/02/23

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