内容説明
先生は教え好き!話し好き!だけど「聞く」のはどうも下手。ではどうしたら、子どもの声を「聞き取れる」教師になれるのか―。その“わざ”を伝えます。
目次
1章 いまなぜ「聞く力」が必要なのか(日常の「聞き方」への疑問;子どもの話を聞く三つの効果 ほか)
2章 聞き方のわざをみがく(心を「無」にして聞く;外見から判断して聞かない ほか)
3章 子どもの話をどう聞くのか(「あのね」の実践;もじもじを聞く ほか)
4章 子どもの「聞く力」を育てる(子どもは選択的聴取;聞き方を教える ほか)
5章 教師の「聞く力」を伸ばす(聞き下手、話し下手は想像力で補う;世間の話をよく聞く ほか)
「聞く」教育の手引書に―あとがきにかえて
著者等紹介
家本芳郎[イエモトヨシロウ]
1930年、東京生まれ。神奈川県の小・中学校で約30年、教師生活を送る。退職後、研究、評論、著述、講演活動に入る。長年、全国生活指導研究協議会、日本生活指導研究所の活動に参加。全国教育文化研究所、日本群読教育の会を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えぬ
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「聞く」ということ。そこに教師は苦手意識があることが多い。でも、聞くことがすごい得意で、結果生徒から信頼されている教師もいる。教えることが好きで教師になるそうすると無意識に喋りたがってしまう。そこで、どうすれば「聞く」ことがでしるか。そのための視点と技術をまとめた本。2013/05/11
ぴょんpyon
0
「『教える』には『伝える』と『引き出す』がある」。教え込むことばかりに気を取られて、引き出すこと=子どもの話をきくことをしていないのではないか。ハッとしました。聞く技術といっても、技術らしいものはカウンセリングの基本技術である「くりかえしの技法」があるくらいで、難しいことは何もありません。子どもの話に真剣に向き合い、受け入れる心構えを持つだけ。そのちょっとしたことで子どもの信頼を得られるかどうかが変わることが分かりました。2019/06/03
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