内容説明
教師は〈話すこと〉の専門職だ。なのに無視されてきた教師の「話術」。この大いなる“盲点”に、〈指導論〉の視点から本格的に切り込んだ初めての本。具体例たっぷり、微苦笑にくるんで贈る、教師の話しかた入門。
目次
1 いまなぜ教師の「話術」なのか(教師は「話すこと」の専門職;わたしの「話術」開眼)
2 話しかたの技術(「聞こえる声」「わかる声」「明るい声」;からだ全部を使って話す;聞かせる話をするコツ;話を生かすパフォーマンス)
3 話す内容をどう組み立てるか(TPOに応じた話しかた;短い話を効果的にする工夫;話を楽しくする知恵)
4 いま求められる教師の話しかた(先生が困るんだ;シークレット・メッセージ;「ありがとう」という言葉;ちょっと聞いてほしいんだが;ほんとのこというと、先生もそうなの;いやな話だけど;がんばれの言いすぎ;権力的な話法は避ける;現代っ子特有の問いかけへの対応;だれとでも話せる教師に)