感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
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没後２０年を機に、過去の「キネマ旬報」に掲載された松田優作関連の記事を再録したMOOK。寄せ集めっぽい、やや荒い編集だが、読みどころはたくさんある。それはまるで、野性的な外見を持ちながらも、繊細な内面を備えた松田優作という俳優を体現しているかのようだ。松田優作に対する誤解が、未だ解けずにいるのは、それだけ彼が複雑な俳優だったことの証しであり、絶えず変化を求めた、彼のその進化の先を、取り残された私達がそれぞれに今も夢想しているがゆえなのかもしれない。2009/11/02
