内容説明
本書は、電話システムを変革する技術として注目されているオープンソースのＰＢＸ（構内電話交換機）ソフトウエアＡｓｔｅｒｉｓｋの解説書です。インストールと初期設定、Ａｓｔｅｒｉｓｋの心臓部であるダイヤルプランなどＡｓｔｅｒｉｓｋを利用するための基礎を詳しく解説。またＰｅｒｌやＰＨＰなどを使ってＡｓｔｅｒｉｓｋのＰＢＸに機能を追加するＡｓｔｅｒｉｓｋゲートウェイインタフェース、テキスト読み上げエンジンＦｅｓｔｉｖａｌ、ＤＵＮＤｉの活用など、上級者のためのトピックも網羅。巻末には実用的なリファレンス情報も収録しています。
目次
電話革命
Ａｓｔｅｒｉｓｋのためのシステムを準備する
Ａｓｔｅｒｉｓｋのインストール
Ａｓｔｅｒｉｓｋの初期設定
ダイヤルプランの基礎
ダイヤルプランのコンセプトの続き
電話を理解する
ＶｏＩＰプロトコル
Ａｓｔｅｒｉｓｋゲートウェイインタフェース（ＡＧＩ）
上級者のためのＡｓｔｅｒｉｓｋ
Ａｓｔｅｒｉｓｋ：テレフォニーの未来
著者等紹介
バン・メジェレン，ジム［バンメジェレン，ジム］［Ｖａｎ Ｍｅｇｇｅｌｅｎ，Ｊｉｍ］
カナダ拠点のオープンソーステレフォニーのソリューション提供会社であるＣｏｒｅ Ｔｅｌｅｃｏｍ Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎｓ社の社長兼ＣＴＯ。Ｎｏｒｔｅｌ、Ｗｉｌｌｉａｍｓ、Ｔｅｌｕｓのような会社で１５年以上の企業向けテレコムの経験を有し、Ｎｏｒｔｅｌ、Ｃｉｓｃｏ、Ａｖａｙａといったメーカの、レガシーおよびＶｏＩＰ機器に関して広範な知識を持っている。Ｊｉｍは、世界最大の２つの企業用マネージド音声ネットワークの設計者であり、それぞれのソリューションはカナダ全土の１，０００を超えるコミュニティのおよそ２０，０００ユーザに使われている。今では独自仕様のテレコムを離れて、オープンソーステレフォニーに全力を傾けている。ＪｉｍはＡｓｔｅｒｉｓｋ文書化プロジェクトの主要な貢献者の１人である
スミス，ジェード［スミス，ジェード］［Ｓｍｉｔｈ，Ｊａｒｅｄ］
ユタ州立大学でコンピュータサイエンスの学位を取った。今では、シミュレーション、市場調査、Ｗｅｂ分析の業界で１０年以上に及ぶプロフェッショナルとしてのシステム管理とプログラミングの経験を持っている。世界最大のＡｓｔｅｒｉｓｋ実装システムの設計者のキーマンの１人として、豊富なテレフォニーおよびＶｏＩＰの実践的知識を有しており、ユーザグループや、いろいろな講演会を通じて、その知識を分け与えている。Ａｓｔｅｒｉｓｋコミュニティの活動的なメンバであると同時に、Ａｓｔｅｒｉｓｋ文書化プロジェクトの共同創立者でもある
マッドセン，レーフ［マッドセン，レーフ］［Ｍａｄｓｅｎ，Ｌｅｉｆ］
Ｓｈｅｒｉｄａｎ工科大学の電気通信技術コースを卒業し、現在は、Ａｓｔｅｒｉｓｋに特化した文書化とコンサルティングを提供する会社であるＬｅｉｆＭａｄｏｓｅｎＥｎｔｅｒｐｒｉｓｅ，ＩｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄのＣＥＯである。Ｄｉｇｉｕｍ社の最初のＡｓｔｅｒｉｓｋ認定プロフェッショナル（ｄＣＡＰ：ｄｉｇｉｕｍ Ｃｅｒｔｉｆｉｅｄ Ａｓｔｅｒｉｓｋ Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ）の１人であり、Ａｓｔｒｉｃｏｎ会議、および、ＩＰｓａｎｄｏ、ＬＬＣ主催のトレーニングを助けている。Ａｓｔｅｒｉｓｋ文書化プロジェクトを共同で設立した
信國謙司［ノブクニケンジ］
１９８５年に日本電信電話株式会社入社。パケット交換システムの開発、ＣＣＩＴＴとＴＴＣの標準化に従事。２００６年よりチャットボイス株式会社取締役。東京めたりっく通信時代の同僚と、Ａｓｔｅｒｉｓｋ関連製品を開発中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
