内容説明
「本はおみくじ。開いたページに、いま必要な言葉がある。」本が好きな人、本屋さんが好きな人、子供を本好きにしたい人へ。
目次
第1章 小学時代―本との出会い
第2章 中学時代―本が世界を広げてくれた
第3章 高校時代―進化する読書術
第4章 予備校時代―本に導かれた
第5章 大学時代―読み漁る日々
第6章 今―本との縁
著者等紹介
中谷彰宏[ナカタニアキヒロ]
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
52
本書の一行、一頁、一話ごとに、「うん、その通り。そうそう、そうなんだよ」と相づちを打ちながら読む。文字通り、本と人生に関わる金言集といった感があり、本を人生の糧としている人々にとっては、読むことと生きることの源泉ともなり得るのではないか。本書は全体として、著者の幼少期から大学を経て現在に至るまでの読書記録ともなっていて、多くの名著・名作が紹介されるとともに、それらを読むことで上っていくオトナへの階段があることを教えられる。冒頭の「本は、読む人の「記憶をひもづける装置」です」という言葉に深く納得させられる。2022/05/24
Roko
31
本屋さんの目立つところに置かれた本もあれば、本棚で背のタイトルしか見えない本もあります。誰かが本棚へ戻さずに平置きの本の上に置いて行ってしまった本に、心惹かれることもあります。本との出会いも一期一会。ステキな本に出会えるのはとても「運がいい」のです。そんな気持ちで、また本屋さんへ行ってしまう。それが、とても楽しいのです。 中谷さんの本を読むと、必ず素敵な言葉に出会うことができます。そして「わたしは運がいい」と感じるんです。だから、ちょっと弱っているときには中谷さんの本を読むことにしています。2022/10/16
古本虫がさまよう
5
小学2年から6年までバスに30分ほど乗って英語塾に通っていたそうな。バス停の近くに本屋があって、バスが来るまで立ち読みをしていたとのこと。時にはバスにも乗らずに立ち読みを続けたり。田中角栄の『日本列島改造論』を買ったりしたこともあったそうな。 自宅のスナックには住込みの二十歳前後のお姉さんがいて、時には彼のために眠る前に「読み聞かせ」をしてくれたそうな。また江戸川乱歩を読んで、エロスにも目覚めたそうな。貸本屋もあって借りて読んだことも……。そんな読書との体験の日々を綴った自叙伝。 2022/10/07
hinotake0117
1
threadsにてオススメされている方がいらっしゃり手に。 中谷氏の小学校時代から今に至るまでの本に対する愛着を本の魅力とともに述べる。 本を人のように接し、恋する気分で大事に出会いをとらえていらっしゃるのが印象的。いちいち頷ける。2023/07/12