内容説明
「マネープレッシャーがないこと」、「好きな仕事で稼ぐこと」が幸福の土台であるという考え方をもとに、独自のアドバイスを展開。ドラッカーや会計の視点で子育てを捉えたときに、親ができることは何か。
目次
第1章 学歴よりも「資格」と「専門性」
第2章 読み・書き・そろばん、お金の教育
第3章 教育費は「選択と集中」
第4章 受験と学歴の意味
第5章 「仕事観」こそ教育せよ
第6章 会計の視点を子どもに教える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
265
文章事態は非常に読みやすく、内容もわかりやすく、ときどきかなり脱力感のあるイラストも入っていたりして、本の作りは悪くないんだけど、装丁のデザインや煽り文と内容が乖離している印象。また、マネープレッシャーのない生活をするためには年収1000万円が必要という論調にも首肯しかねる部分がある。とはいえ、学歴よりも教養(つまり親の生き方)が重要というのは納得できる。ただ、そもそも「子どもを年収1000万円稼げる子にしたい」というニーズがどれだけあるのかもちょっと疑問。2017/09/29
hk
20
…「勉強しろ」とクドクド云うよりも、「オレは仕事が楽しくて仕方がねえんだ」と伝えることが子供の学習意欲を高めるための良薬だ……成程これは腑に落ちた。子供の立場からすれば、勉強しろと云われても何のためにするのかが解らない。そこで刻苦勉励の結果として「楽しい仕事」が待っていることを示すという戦術だ。ただしこの戦術には「仕事が楽しい人」と「子供とふれあう時間的余裕がある人」のハイブリッド人材しか使えないというボトルネックがある。資本の歯車として骨を砕いているオヤジさんたちに、果たしてその余裕があるのだろうか??2018/06/16
あっか
14
新刊。とかく、こういうタイトルに弱い。笑 んー、求めていた内容とはちょっと違った印象。なんだろう、うまく言えないけれどブレていると感じたというか…受験の選び方やスケジュール管理法などは、専門の講師の著作を読みたい。全体を通して、統計や調査結果ではなくご自身の子育ての経験のみで語られているのが残念でした。とは言え、わたしもこういう子育てをしたい!と思えるピカッと光る名言もあり、今後の子育てで忘れずにいたいです。2017/09/21
たか
10
単に子供の教育方針の道標となるだけどなく、自分自身の今後の方向性を決める上でもとても参考になった。2017/08/16
しろくま
9
私自身、普段お金に関して意識が薄いところがあるので、タイトルが気になって読みました。確かに言っていることはわかるのですが、想像していたこととは違っていたかな。具体的な統計に基づくものではなく、筆者の経験や感じたこと等が中心。幸せに生きていくために、確かに「マネープレッシャーのない暮らしができること」は重要ですが、「資格」のある仕事ばかりではないし、色んな働き方もあるわけで…。収入が多くても仕事ばかりで休みがとれないような働き方は果たしてそれは幸せなのだろうか…等(夫が仕事に追われているため(-_-;)。2018/04/20