内容説明
この子はどうしてこんなに怒ってしまうの?止めようとするとかえって興奮するのはどうして?そういう子は愛着とトラウマの問題がある可能性があります。この本は、さまざまな理由で心に傷を受けた子どもたちが心理的なケアを受けながら生活する「児童心理治療施設」で実践を積んだ著者らが、その長年の経験をもとに、愛着とトラウマの問題を抱えた子どもをどう理解し、どう対応したらいいのかを、学校や幼稚園、保育園、児童福祉施設などの教職員に向けてやさしく解説をしたものです。
目次
1 愛着とトラウマの課題を持つ子とは
2 静岡県立吉原林間学園での基本的な考え方
3 職員の姿勢
4 心の蓄えを増やす関わり
5 興奮・不穏場面への対応の基本方針
6 被害を受けた子どものケア
7 施設内学級の取り組み
著者等紹介
西田泰子[ニシダヤスコ]
静岡県立吉原林間学園、園長、臨床心理士。1980年、静岡県に心理判定員として奉職。児童相談所、情緒障害児短期治療施設、心身障害者相談センター、発達障害者支援センターなどに勤務し、児童福祉、障害福祉の業務を経験した。2014年から現職。所属学会は、日本子ども虐待防止学会、包括システムによる日本ロールシャッハ学会、日本家族研究・家族療法学会、心理臨床学会、CARE‐Japan等
中垣真通[ナカガキマサミチ]
子どもの虹情報研修センター研修課長、臨床心理士。1991年、静岡県に心理判定員として奉職。精神科病院、児童相談所、情緒障害児短期治療施設、県庁健康福祉部、精神保健福祉センター等に勤務し、精神医療、児童福祉、事業企画、地域精神保健等の業務を経験した。2015年から現職。2009年に日本臨床心理士会の被害者支援委員会の委員になり、2011年から副委員長を務めている。また、2012年から福祉領域委員会社会的養護部会の委員も務めている
市原眞記[イチハラマキ]
静岡県立吉原林間学園治療指導課長、臨床心理士。1995年、静岡県に心理判定員として奉職。児童相談所、児童自立支援施設、県庁健康福祉部、精神保健福祉センター、情緒障害児短期治療施設などに勤務し、児童福祉、地域精神保健等の業務を経験した。日本家族研究・家族療法学会、CARE‐Japanに所属している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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