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内容説明
隣国から訪れる視察団の案内人を務めることになった“剣聖姫”の少女イリスと元“剣聖”のアルタ。その任務を前に、アリアが突然姿をくらまし…?親友の行方を心配しながら、イリスは“ファルメア帝国”元帥の娘、エーナ・ボードルらと行動を共にする。その最中、エーナを狙い現れた暗殺者集団“影の使徒”。そこにいたのは―「…アリア?」行方知れずの親友だった。「…イリスには関係ない」「関係ないわけないでしょう!私達は―」それぞれの“護りたいもの”のために戦う少女達。その時アルタは、“剣聖”の名を以て、二人を呪縛から解き放つべく行動を開始する―!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
21
★★☆ とりあえず無事三巻の刊行決定おめでとうございます。今巻も戦闘シーン多めに仕上がっており、家族のような絆で結ばれているはずのイリスとアリアの敵対やアリアが背負うとある宿命など色々と盛り込まれた話で大満足の一言。個人的に今巻から登場したエーナがビジュアル的にもキャラクター的にもかなりお気に入りなので、次巻以降の出番が更に増えて欲しいなと思う。2020/04/18
nishiyan
14
ファルメア帝国からの視察団の案内役を務めることになったイリスとアルタ。二人は視察団の帝国元帥の娘、エーナとそのメイド・メルシュと行動を共にすることになるのだが、その任務の前に姿を消したアリアが視察団の刺客として現れる本巻。アリアの過去が明らかになるととにイリスとの関係にスポットを当てられる。アリアを救うために懸命に戦うイリスの姿は美しく、二人の結びつきはさらに深まる展開は良いですね。アリアがしたラストのあの悪戯は何とも愛らしくて好きです。新キャラのエーナとメルシュが今後どう物語に絡んでくるのか楽しみです。2020/04/05
真白優樹
8
隣国から訪れた視察団の案内をイリスとアルタが拝命する中、行方不明となっていたアリアが敵として現れる今巻。―――呪縛を解き亡霊を討て、あの日から受け継いだ力で。イリスとアリアの関係性に光を当てると共に、隣国からの視察団を狙う暗殺者集団を迎撃する事になる今巻。家族だからこそ本気で。ぶつかり合うイリスとアリア。そしてアルタは過去の亡霊との激突へ。世界が広がり新たな戦いが胸を焦がす巻であり、前巻にも増して面白い巻である。取り戻した形の先、次の戦いの相手は誰になるのか。 次巻も早く読みたいものである。2020/03/27