ぽにきゃんＢＯＯＫＳ カーマリー地方教会特務課の事件簿 〈１〉

橘早月

ポニーキャニオン（2014/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 352p／高さ 15cm
• 商品コード 9784865290264
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hnzwd]

若い騎士がなんやかんやあって、一癖ある人物達揃いの教会に赴任することになり、リビングデッドとか、魔術師とかと闘うお話。登場人物のキャラが立ってるので、外国人だと名前を覚えられない病の持ち主の私でも大丈夫。テンポも良く、明るい話はとことんドタバタ。シリアスな話はしっかり決めてくれる感じは非常に好ましい。犠牲を出しながらもなんとか勝利した今巻。次が気になるので近いうちに読むことになるな。これは。今のうちに三巻を購入しておこう。

2014/07/17

[藤月はな（灯れ松明の火）]

物語は聖騎士、ジークフリート君がチェスの掛け金としてあみだくじで殉職者率Ｎｏ．１のカーマリーへ飛ばされたことから始まる・・・。長年、継がれた宗教の魔術が使われ、ゾンビや人狼がたむろする地で一癖も二癖もある仲間と共にジーク君は無事に生き残れることはできるのか！？中世ヨーロッパでの土俗宗教の駆逐による教化や異端狩りやセイラムの魔女事件を連想させる正統派教会側による神の存在を疑いたくなるほどの弾圧に慄然とします。しかし、まさか知性派による反撃の「じいさん、生きていたのか」発言や罠の内容に爆笑するとは思わなんだｗ

2014/04/20

[まりもん]

こちらでの評判が良さそうだったので購入。出だしはちょっとコミカルっぽさがあって楽しく読んでいたのに後半ではドキドキしながら読了。早く２巻を読みたいです。

2014/04/21

[瀧ながれ]

導入部からテンポよく進むので、キャラクターを溺愛するタイプの小説かと思ったら、後半でものすごくシリアスな展開に突入。「物語」が書ける作者でした。次巻も楽しみです。…ジークフリートは、カーマリーのほうが水があってる気がしますよ。まあ、メインキャラクターでも油断できない土地なので、用心してもらいたいですが。

2014/03/04

[ダージリン]

読友さんたちに好評なので、読んでみましたが当たりです！地の文が軽妙なのに、きっちり色々書き込まれていて、世界を楽しめました。ほのぼのムードの話が好きでしたが、「殉職率を誇る職場」の意味もわかって、これからの展開に目が離せません～。

2014/04/17