内容説明
「タモン・ヤマグチ、恐るべし!」―中部太平洋艦隊司令官に就任したスプルーアンス中将は、山本五十六連合艦隊司令長官の女房役に戦慄した。戦艦「大和」「武蔵」の四六センチ砲でソロモン海戦を戦い、その勝利を見届けた山口参謀長が、米豪遮断作戦の堅持を隠れ蓑とし、照準をハワイに定めてきたからである。が、迎え撃つアメリカも、六隻の高速空母を竣工させ、戦艦五隻を有する第五二任務部隊を派遣、上陸船団の攻撃に向かう。山口多聞VSスプルーアンスの知恵比べは、どちらに軍配が上がるのか。再度、両巨大戦艦が出撃する「ハワイ沖海戦」―ついに、日米の国の後世を賭けた決戦が生起する!
著者等紹介
原俊雄[ハラトシオ]
1964年、大阪府生まれ。龍谷大学卒業。2005年に作家デビュー。その豊富な知識を活かした繊細な歴史改変を得意としている。デビュー作『史上最強の艦隊』。本格派戦記シミュレーション作家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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