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目次
第1章 第二言語を「知っている」ことと「できる」こと
第2章 「顕在記憶」・「潜在記憶」とその形成:認知心理学・神経科学は何を明らかにしているか
第3章 自動化・運動理論・ミラーニューロンとシャドーイング・音読
第4章 シャドーイング・音読の効果:実証データが明らかにしていること
第5章 プライミングとフォーミュラ連鎖:第二言語のアウトプットを支えるシャドーイング・音読
終章 第二言語の心理言語学的能力
著者等紹介
門田修平[カドタシュウヘイ]
関西学院大学・大学院教授。専門は心理言語学、応用言語学。現在は、ことばの科学会(JSSS)、大学英語教育学会(JACET)リーディング研究会、外国語教育メディア学会(LET)関西支部基礎理論研究部会の3つを中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
void
3
【★★★★☆】'12年。音読・シャドーイングの主要目的は文字[音]と音声の一体化及び語彙や文法規則の内在化。ひとつの素材による復唱の精確さの伸びは概ね5回ほどで頭打ち(40-70語の実験及び220語/102秒の実験)。 どちらかと言うと既習文シャドーイング(知識駆動型)より未知文シャドーイング(音声駆動型)の方が能力の伸びがより大きい。 さほど思考せずに反応していくシャドーイングは潜在学習を促進(長期習得長期忘却)。瞬時の再構成が必要なリテンションは顕在学習を促進(短期〃)。色々と勉強になる。2014/04/19
モート
2
どれだけミラーニューロンの神経伝達が行われるかがキモ。「そのための刺激がシャドーイングや音読」。ミラーニューロンは真似、共感を司る。この二つは言語能力を育む。言語能力はボディーランゲージと言葉がある。立体的で臨場感があるイメージが取れるとミラーニューロンが動くはずだから内的や外的リハーサルなどの時注意したい。真似は表層でなく、「目的や心を考えて真似」。メタ認知は客観性とともに同一性の共感も育むから習慣。また、「観察してイメージが取れると実際もできる」スポーツの時と似ている構造が言語習得の科学のようだ。2019/02/12
いろは@しょうろん
1
シャドウイング、音読、リピーティングなどの科学的解説。かなり骨太な本で、タイトル通りの内容を期待すると、「これは直球だけど、私が読みたかった本はこれじゃない」になりかねないリスキーな本。笑。ESLと認知科学とかについて知りたければ入門にいいかも。2015/03/21
ぱるむ
1
シャドーイング・音読の重要性を再認識したいため、この本を手に取りました。最近勉強するための勉強本を沢山読んでいます。勉強が長続きさせるためにも確固たる自分の理論を掲載したいと思います。 「顕在記憶」・「潜在記憶」とその形成: 認知心理学・神経科学を駆使し、外国語学習は何がベストかを理論的に分析している非常に高度な本でしたよ。 2014/03/15
tomohilopp
1
脳科学に基づいた説明で、非常に論理的に解説されているものの内容はやや難しく、今回は時間がないのである程度読みとばた。今年中にもう一度再読しようと思う。2013/03/24