出版社内容情報
ランスロットは、アーサー王妃グィネヴィアへの想いが断ち切れず、いまもキャメロットの城にとどまっていた。
聖霊降臨祭の日、城には騎士たちが集まり、さまざまな体験談を語り合う。ランスロットの甥・ライオネルもやってきた。彼は、森の中で道に迷ったとき、奇妙な荷車引きに助けられそうになったエピソードを語った。騎士にとって、荷車にのるのは、恥ずべきこと。ライオネルは、荷車引きの誘いをきっぱりと断り、自力で森を抜け出したと言う。
ついに、ランスロットは旅に出る。しかしその途中で、グィネヴィア王妃が連れ去られたことを知る。城にやってきた騎士の一人によって、アーサー王が欺かれたのだ。
ランスロットは、王妃を奪い返すため道をひきかえすが、乗っていた馬を殺されてしまう。窮地に立たされた彼のまえに現れたのは、あの荷車引きだった!
荷車にのれば、いますぐ王妃のもとへ運んでくれるという。 ランスロットは王妃を救うために、屈辱の選択をするのか……?
内容説明
ランスロットは、グィネヴィア王妃への想いがいつまでも断ち切れない。ついに旅に出たが、アーサー王のもとから王妃が連れ去られたことを知る。奪還に向かうランスロットのゆくてに、思いがけない難しい選択が待っていた…アーサー王の世界を彩る円卓の騎士たちの活躍をえがく。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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