内容説明
日本経済と世界経済の底流ではいま、とんでもない事態が進行している。それは、中国の金融危機を発端とする「世界恐慌」と財政破たんに起因する「日本の国家破産」というパニックの到来である。いまや中国が先に崩壊するのか、それより日本が先に潰れるのかという状況で、世界は崖っぷちに立たされている。リーマン・ショックを超える二一世紀最大の経済事件がやってくる可能性が、日々確実に高まっているのだ。
目次
第1部 二〇一四年、中国を経済危機が襲う!(超大国か、崩壊か…;チャイナ・クライシス;中国版サブプライム・バブル;米サブプライム・バブルと中国シャドーバンキング・バブルの類似点;WMPが中国バブル崩壊のトリガーをひく;中国版リーマン・ショック;危機波及の予兆;奇跡は必ず終焉する;中国がまき散らす最悪の「スモッグ」;大気汚染どころではない「土壌汚染」;地域紛争を誘発しかねない「水不足」;中国は間もなく「戦時体制」に移行する!)
第2部 日本は二〇一五年に国家破産モードに突入する(いよいよ国家破産が現実化する;一〇〇〇兆円を超えさらに構造的に増え続ける日本の借金―国債市場は爆発寸前;カイル・バスの預言―海外からみた日本;あなたの生活に何が起きるのか)
著者等紹介
浅井隆[アサイタカシ]
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌などで高い評価を受け、特に1990年東京株式市場暴落のナゾに迫る取材では一大センセーションを巻き起こす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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