内容説明
すぐには信じられないかもしれないが、サブプライムローン問題による経済の混乱は、ほんの序章に過ぎない。本番はこれからやってくるのである。本番とは、すなわち「チャイナ発世界大恐慌」である。サブプライムローン問題からすれば、「なぜ、チャイナ発なの?アメリカ発じゃないの?」と思われるかもしれない。しかし、歴史の流れから類推すると次はチャイナ発となるはずなのだ。その根元的理由とはなにか。私たちを待ち受ける激動と混乱の時代―その実体をお伝えしていこうと思う。
目次
プロローグ 激動と混乱の時代を生き抜くために
第1章 サブプライムローン暴落は予行演習に過ぎない
第2章 大恐慌シンドロームがやって来る!?
第3章 歴史は人類に何をしてきたか
第4章 前回の世界大恐慌で起きたこと
第5章 二〇世紀前半、世界は地獄を見た!
第6章 いよいよ膨張する中国バブル
著者等紹介
浅井隆[アサイタカシ]
経済ジャーナリスト。1954年東京都生まれ。学生時代から経済・社会問題に強い関心を持ち、早稲田大学政治経済学部在学中に環境問題研究会などを主宰。一方で学習塾の経営を手がけ学生ビジネスとして成功を収めるが、思うところあり、一転、海外放浪の旅に出る。帰国後、同校を中退し毎日新聞社に入社。写真記者として世界を股に掛ける過酷な勤務をこなす傍ら、経済の猛勉強に励みつつ独自の取材、執筆活動を展開する。現代日本の問題点、矛盾点に鋭いメスを入れる斬新な切り口は多数の月刊誌などで高い評価を受け、特に1990年東京市場暴落のナゾに迫る取材では一大センセーションを巻き起こす。その後、バブル崩壊後の超円高や平成不況の長期化、金融機関の破たんなど数々の経済予測を的中させてベストセラーを多発し、1994年に独立。1996年、従来にないまったく新しい形態の21世紀型情報商社「第二海援隊」を設立し、以後その経営に携わる一方、精力的に執筆・講演活動を続ける。2005年7月、日本を改革・再生するための日本初の会社である「再生日本21」を立ち上げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。