内容説明
育児、介護、病気療養、障害など働くのに何らかの制約のある社員がいる。かつてマイノリティとされたこれらの社員は、今後ますます増えてくるだろう。企業も社会も、社員の時間制約があることを前提に、従来の硬直的な働き方から脱して多様な働き方へシフトしていくことは避けられない。その1つの働き方が、正社員の身分のまま短時間勤務する「コマギレ勤務」である。そのメリットと職場での実践的な運用手法とともに、コマギレ勤務が受け入れられることによって、社会にもたらす可能性を考察する。
目次
序章 短時間勤務を巡る悩み
第1章 「コマギレ勤務」はこれから増える(「マイノリティ」が増えてきた;背景にあるのは「ワークライフバランス」 ほか)
第2章 コマギレ勤務社員の活かし方(なぜコマギレ勤務はしづらいのか;コマギレ勤務社員の活かし方 基本編 ほか)
第3章 コマギレ勤務が増えた社会(正社員と非正規社員の待遇差が曖昧になる;正社員の働き方が変わる ほか)
終章 コマギレ勤務で日本が変わる(異質性を味方にできれば強い;お互いを認め合える社会へ)
著者等紹介
高橋美紀[タカハシミキ]
静岡県焼津市出身、横浜市立大学商学部経営学科卒業。農業関係団体、食品卸売会社、社会保険労務士事務所を経て、現在は中小企業診断士・社会保険労務士として、主に組織活性化、女性のキャリア支援に力を入れて活動中。女性診断士グループ「女性コンサルタントネットエルズ」の一員として、ワークライフバランスやダイバーシティの研究にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Yasuaki Miyamoto