内容説明
それは地元への使命感から始まった!企業が強靭であり続ける哲学。
目次
第1章 “観光”を変えた「ななつ星」―JR九州(ななつ星の時代「乗車そのものが観光だ」;異国の月明かりの下で説得工作 ほか)
第2章 産業用ロボット世界一―安川電機(世界へ羽ばたいた「モートマン」;「顧客の要望にはすべてイエスと言え!」 ほか)
第3章 ガス屋が食まで引き受ける―西部ガス(「うちはガスを売って稼ぐ会社なんだ!」;経理の異端児が貫く「攻め」の経営 ほか)
第4章 鉄道会社がバス事業日本一―西日本鉄道(すべては「ソラリア」から始まった;若い女性に「ソラリズム現象」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふね
7
#45 ★★★★ 会社の上司に借りた一冊。九州で躍進する企業4社の歴史を紐解くノンフィクションで、本当に面白かった。九州でビジネスをする機会もありのめり込んだが、土地柄なのか、気骨のある人物が多く、勇気づけられた。仕事のモチベーションが上がらないとき、原点に立ち返れそうな本。"一時的な利益のために永遠の理想を没却してはならない。 単に廉価をもって顧客を求めない。製品が優良である点をもって販路を広げる。"2017/11/21
Katsuaki Mori
0
2017/04/24-2017/04/272017/04/27
モビエイト
0
地元企業である安川電機、西部ガス、西鉄、JR九州の歴史がまとめてあり良かったです。地元企業に愛着がわきます。2014/10/25
田畑豊
0
鉄道、エネルギー3社の多角化成功要因はトップダウンで取り組み、本業から外れても顧客ニーズを摑み、手を抜かずにやってきたからだと思う。メーカーの1社は御用聞きからニーズをくみ取り、yesで応えてきた事はメーカーで勤める者から言えば並大抵の事ではない。地場企業の歴史、努力を知る事ができる有意義な本でした。2019/03/25