内容説明
新宿駅西口の雑踏の中で東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、突然見も知らぬ女性から強盗強姦犯人だと告発され指弾される。濡れ衣を着せられた杜丘は逃走を計り、その日から苦難の逃亡生活を送ることになるが、あまつさえ告発者の女性の殺人現場に遭遇し殺人犯としての汚名さえも着せられてしまう。謎の真犯人を追い求めながら北海道の原野から小型機による大空への飛翔まで杜丘の怒りの逃避行は果てしなく続いていく…。今や伝説作家である西村寿行が渾身の力を篭めて描いた世紀の冒険小説の傑作長編が、遂に新書版として登場。
著者等紹介
西村寿行[ニシムラジュコウ]
昭和5年、香川県高松市出身。ハードロマンと呼ばれる作風で一世を風靡しベストセラー作家となる。平成19年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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