内容説明
「デモーニッシュなもの」「汎神論的自然観」「意識と無意識」等々と関連づけて、ゲーテとスピノザ主義の関連を跡づける。
目次
第1部 ゲーテにおけるスピノザの受容(ワイマール期以前のスピノザの受容;「スピノザ論争」時のスピノザの受容;ゲーテの物理学研究と「分極性」の現象―シェリングとヤコービ)
第2部 『親和力』と「スピノザ主義」における「倫理的な問題」(『親和力』における「倫理性」をめぐるゲーテの発言;『親和力』における「スピノザ主義」の痕跡;「倫理的な行為」の「主体」としての人間;「神性」の「似姿」としての「人間の形姿」)
著者等紹介
中井真之[ナカイサナユキ]
1966年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程満期退学。2008年7月、上智大学大学院で博士(文学)の学位を取得。現在、上智大学助教。専門は、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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