内容説明
古いノートから現れた３０数年昔のいとおしい日々。身の周りのいろいろなものが独り言をつぶやいている。私は耳を澄ましてそれらの言葉を聴き、自らを癒していた。俳句詠みのエッセーのような詩集。
目次
白黒テレビのひとりごと
パンダ人形のひとりごと
ウイスキーの空瓶のひとりごと
洗面所の鏡のひとりごと
袖口のひとりごと
越冬した松葉ぼたんのひとりごと
柱時計のひとりごと
公園のベンチのひとりごと
ガラガラ
胃袋のひとりごと〔ほか〕
著者等紹介
伊原慧［イハラサト］
１９４４年、福岡県うきは市生まれ。小学校で初めて俳句を習ったとき、朝顔のお題で祖母と父と三人で句作し、金賞を受賞、ものを書くこと、創ることの楽しさを知る。２００１年、俳句結社「菜甲」に入会する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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