内容説明
誰も知らない、誰も描けなかった三浦知良の父・納谷宣雄の半生。カズをキングにした男の生き様。
目次
第1章 俺の人生は一筋縄ではいかない
第2章 複雑すぎる家庭環境。サッカーに取り憑かれた人生の始まり
第3章 二度の逮捕。ブラジルという選択肢
第4章 カズの源泉ブラジルと宣雄の商才
第5章 収監、そして殺し屋との出会い
第6章 宣雄を襲う病魔とアメリカW杯予選での審判買収未遂
第7章 留学ビジネスの実態
第8章 カズのいないワールドカップ
第9章 キングの父
著者等紹介
田崎健太[タザキケンタ]
1968年3月13日、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。早稲田大学講師として『スポーツジャーナリズム論』『実践スポーツジャーナリズム演習』を担当。早稲田大学スポーツ産業研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちんれん
6
カズ三浦知良の父親の物語。麻薬密輸など逮捕歴もある豪快な生き方、サッカーへの情熱、日系人でも出来なかったブラジルサッカー界との繋がりやそこから発生した日本人のサッカー留学斡旋やブラジル人選手の日本への斡旋業。面白くて一気に読めた。2014/09/13
Kensuke
5
ほとんど語られることのないキングカズの父親についてのノンフィクション。とにかく強烈でバイタリティー溢れる人物。この人の人生をジョサが小説で描いてくれたら凄く面白そう。そんな事を思った。2019/01/20
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
2
日本サッカー界のタブー、カズ親父こと納谷氏の評伝でもあり、正面から語られることの少なかった日伯サッカー交流史のある一面に光を当てた良書。著者は勝新の最後の弟子でもあるらしい。ヨコハマフットボール映画祭で初めてその姿を見たが、なるほど、著者自身もそれなりの風貌だなと妙に納得。2014/02/11
SU
2
タブー視されていたカズのお父さんについて書かれています。あっさりした内容でしたが面白い内容だと思います。2013/09/17
Toru Fujitsuka
1
日本サッカーの発展に色々な人が色々な形で貢献しているのを感じた 成功者とは別の底辺も垣間見る事が出来た2023/12/24