十七音の海―俳句という詩にめぐり逢う

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862551283
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C0092

内容説明

研ぎ澄まされた俳句的「ものの見方」を知れば、たちまち日常が感動に変わってゆく。100句以上の鑑賞を通して、初心者にもわかり易く楽しめる、俳句入門必携の書。

目次

第1章 「共感力」を養う
第2章 「季語」の豊かさに触れる
第3章 言葉の「技」を身につける
第4章 覚えておきたい俳句
巻末まんが句会体験記 はじめて句会に行きました(イトウエルマ)

著者等紹介

堀本裕樹[ホリモトユウキ]
1974年、和歌山県生まれ。國學院大學卒。在学中、國大俳句(師範・鎌田東二)に入会。19歳から作句を始める。出版社勤務、コピーライターを経て、俳句結社「河」に参加。3年間編集長を務めた後、退会。現在、「いるか句会」「たんぽぽ句会」主宰。「梓」同人。俳人協会会員。日本学校俳句研究会顧問。池袋コミュニティ・カレッジ講師。千野帽子プロデュースの公開句会「東京マッハ」に長嶋有、米光一成とともに参加。河賞、第26回角川春樹賞、第2回北斗賞等受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かふ

14
俳句のセオリーの前に詩であることを踏まえて、季重なりやら字余り・字足らず、自由律俳句まで紹介しているので、俳句の定形に飽き足らない人にはお勧め。初心者向きではないような。ただ川上弘美の俳句などは有季定型の人はなかなか取り上げるのも勇気がいるだろう。ほとんど口語句で句跨りの変形。短歌では当たり前になっているのだが。「はっきりしない人ね茄子投げるわよ  川上弘美」2023/04/08

なおぞーちゃん

3
堀本裕樹「十七音の海 俳句という詩にめぐり逢う」(カンゼン)読了。「俳句の鑑賞をするとき、背景を聞くのは野暮なこと」と誰かからきいた。でも、自分の勝手な解釈のあとに、作った背景を聞いたら、ぐんと広がりを見せることが良くある。この本を読んでいると、筆者と会話してる気さえしてくる。2015/08/02

いっぽ

3
「芸人と俳人」で又吉に俳句のレクチャーをする際にも取り上げている句がたくさんあった。基礎を知るとなお句の味わいがわかるもんだんだな。鞦韆の句、やっぱり好きです。2015/06/27

スエ

3
品良く丁寧で分かりやすい俳句案内。日本語の美しさにハッと気付かされる良書でした。「俳句は宇宙を詠める」、ほんとにその通りだと思います。2013/07/21

1
とても分かりやすいし、ためになりました。ただ『俳句の図書館』と内容がほとんど同じ気がしました。2019/12/06

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